トヨタの人気ミニバン「ノア」「ヴォクシー」が、2026年5月に一部改良されました。
今回の改良では、単なる装備の追加だけでなく、ガソリン車の廃止やメーターの大型化、両側パワースライドドアの標準化など、かなり大きな変更が加えられました。
その一方で、車両価格は従来モデルより10万円以上上昇。これからノア・ヴォクシーを購入するなら、「値上げ分に見合う改良なのか」は気になるところでしょう。
この記事では、2026年5月に登場した新型ノア・ヴォクシーについて、主な変更点や価格、おすすめグレード、オプション、リセールまで詳しく紹介します。
- 2026年5月の新型ノア・ヴォクシーは何が変わった?
- ガソリン車を廃止してハイブリッドに一本化
- 新型ノアには「S-X」グレードが追加
- 新型ヴォクシーはブラックを強調したデザインへ
- 新型ノアもフロントデザインを変更
- ボディカラーには新色を追加
- CD・DVDデッキは廃止へ
- 新型ヴォクシーS-Zの見積もりは約482万円
- 10万円以上値上げしても新型のコスパは悪くない?
- おすすめグレードはS-Z
- リセールを考えるなら2WDも有力
- リセール重視なら付けておきたいオプション
- 後席モニターはリセール目的なら慎重に
- 旧型ノア・ヴォクシーのリセールは依然として高水準
- 新型発売後は旧型の中古車も狙い目
- 台湾生産の車両が導入される可能性も?
- 新型ノアとヴォクシーは結局どちらがおすすめ?
- 2026年新型ノア・ヴォクシーは装備充実で魅力アップ
2026年5月の新型ノア・ヴォクシーは何が変わった?

今回の一部改良では、内外装から装備、グレード構成まで幅広く手が加えられています。
なかでも大きいのが装備面の充実です。
上級のS-Zグレードでは、従来の7インチメーターから12.3インチのフル液晶メーターへ変更。S-Gについても4.2インチから7インチへ大型化されます。
さらにS-Zでは前後ドライブレコーダーが標準装備となり、S-Gではメーカーオプションとして設定されます。
ファミリーカーとして特にうれしいのが、両側パワースライドドアの標準化でしょう。
従来は仕様によって片側のみ電動となっていましたが、今回の改良では利便性がさらに高められています。
また、4WD車には「SNOW EXTRAモード」が追加されるなど、雪道での走行性能にも手が加えられています。

ガソリン車を廃止してハイブリッドに一本化
2026年モデルで特に大きな変更となるのが、ガソリン車の廃止です。
新型ノア・ヴォクシーはハイブリッド専用となり、パワートレインの選択肢が一本化されます。
もともとノア・ヴォクシーでは、燃費性能だけでなく中古車市場での人気という点でもハイブリッドは魅力のある選択肢でした。
そのためハイブリッドへの一本化自体は大きなデメリットではないものの、これまで価格を抑えるためにガソリン車を選んでいた人にとっては、購入時の負担が大きくなります。
今回の一部改良では従来モデルから約12万~19万円程度の価格上昇となるため、予算を重視する人にとっては無視できない変更です。

新型ノアには「S-X」グレードが追加
ノアには新たに「S-X」グレードが設定されます。
エアロデザインを採用しながら価格を抑えたグレードで、価格は326万円から。
装備を必要最低限に抑えながら、エアロ系のスタイルを楽しみたい人には注目の選択肢になりそうです。
一方、装備や将来的なリセールまで含めて考えるのであれば、上級グレードのS-Zも有力です。
購入価格だけを見るのではなく、「数年間乗ったあとにいくらで売れるか」まで含めてグレードを比較したいところです。
新型ヴォクシーはブラックを強調したデザインへ
ヴォクシーは今回の改良でフロントまわりを中心にデザインが変更されます。
特に印象的なのがブラック加飾の拡大です。
従来メッキだった部分がブラック系の仕上げに変更され、ホイールについても従来のシルバーを組み合わせたデザインから、より黒を強調したものへ変わります。
ブラック系のボディカラーを選択すると、車体全体が引き締まった印象になりそうです。
また、ヘッドランプの形状にも変更が加えられ、LEDヘッドランプは全車標準装備となります。

新型ノアもフロントデザインを変更
ノアもヘッドライトやフロントグリルのデザインが変更されます。
従来はクロームメッキが目立つデザインでしたが、新型ではボディ同色部分が増え、よりシンプルでシャープな印象になりました。
メッキによる高級感という意味では従来型を好む人もいそうですが、全体的にはすっきりとした現代的なデザインに仕上げられています。
ノアとヴォクシーでは方向性が異なるため、落ち着いたデザインならノア、より存在感のあるスタイルならヴォクシーという選び方もできそうです。

ボディカラーには新色を追加
ボディカラーにも変更があります。
従来設定されていたアティチュードブラックマイカに代わり、「ニュートラルブラック」が追加。
さらにRAV4などでも採用されている「アーバンロック」が新たに設定されます。
定番のブラックだけでなく、少し個性的なボディカラーを選びたい人にとっても選択肢が広がります。
CD・DVDデッキは廃止へ
今回の一部改良では、装備の追加だけでなく廃止されるものもあります。
そのひとつがCD・DVDデッキです。
これまではメーカーオプションとして選択できましたが、新型では廃止され、代わりにHDMI端子が標準装備されます。
スマートフォンやストリーミングサービスを中心に音楽や映像を楽しむ現在の使い方に合わせた変更といえるでしょう。
一方で、車内でCDやDVDを利用している人は注意が必要です。
新型ヴォクシーS-Zの見積もりは約482万円
実際に紹介されているヴォクシー ハイブリッドS-Zの見積もりでは、メーカーオプションなどを含めて約482万円となっています。
選択されている主な装備は、スペアタイヤ、快適利便パッケージ、アドバンストドライブ、3眼LEDヘッドランプ、トヨタチームメイト、デジタルインナーミラーなど。
値引き後の購入価格は約460万円だったとのことです。
400万円台後半となると決して安いミニバンではありませんが、同クラスのステップワゴンやセレナ e-POWERの上位モデルも視野に入ってくる価格帯です。
今回の改良では12.3インチフル液晶メーターや前後ドライブレコーダーなどが標準化されているため、単純に車両価格だけで旧型と比較するのではなく、追加された装備まで含めて判断する必要があります。
10万円以上値上げしても新型のコスパは悪くない?
今回の改良では、おおむね13万~19万円程度の価格上昇となります。
数字だけを見るとかなり大きな値上げですが、内容を見ると印象は少し変わります。
特にS-Zでは、
・12.3インチフル液晶メーター
・前後ドライブレコーダー
・両側パワースライドドア
・内外装の質感向上
など、実用性の高い装備が追加されています。
旧型を購入してから同等の装備を後付けすることを考えれば、値上げ幅だけを理由に新型を避ける必要はなさそうです。
むしろS-Zを中心に考えるなら、装備の充実度は従来モデルよりかなり高くなっています。
おすすめグレードはS-Z
新型ノア・ヴォクシーでグレード選びに迷った場合、最初に検討したいのがS-Zです。
理由は装備と価格のバランス。
12.3インチフル液晶メーターや前後ドライブレコーダーなど、購入後に欲しくなりそうな装備が最初から充実しています。
さらに中古車として売却するときも、上級グレードは人気が集まりやすい傾向があります。
購入価格だけを抑えるならS-Xなども魅力ですが、日常での満足度と将来の売却価格まで考えるのであれば、S-Zは有力な選択肢になるでしょう。

リセールを考えるなら2WDも有力
新型には2WDと4WDがありますが、リセールを重視するなら2WDも有力です。
4WDは雪国などでは需要がありますが、車両価格が高くなる一方で、その差額を売却時にすべて回収できるとは限りません。
もちろん降雪地域で使用するのであれば4WDを選ぶ意味は十分あります。
しかし、4WDを必要としない地域で「リセールが良さそうだから」という理由だけで選択するのであれば、購入価格の安い2WDと比較しておきたいところです。
リセール重視なら付けておきたいオプション
ノア・ヴォクシーはオプションによっても売却時の評価が変わる可能性があります。
特に注目したいのが「快適利便パッケージ」「トヨタチームメイト」「アドバンストドライブ」などです。
こうした安全性や快適性に関係する装備は普段の使い勝手を向上させるだけでなく、中古車として販売するときにもアピールしやすい装備です。
一方、デジタルインナーミラーやユニバーサルステップなどは、リセールだけを目的に無理に装着する必要はないでしょう。
必要かどうかを実際の使い方から判断するのがおすすめです。
後席モニターはリセール目的なら慎重に
ファミリーカーでは人気の高い後席モニターですが、リセールだけを目的に装着する場合は注意が必要です。
購入時にはそれなりの金額がかかる一方、その費用がそのまま査定額へ上乗せされるとは限りません。
子どもが車内で動画を見るなど、実際に使うのであれば非常に便利な装備です。
しかし「売るときに高くなるから」という理由だけで高額なディーラーオプションを追加すると、結果的に費用を回収できない可能性があります。
オプションは「リセール」と「自分が実際に使うか」の両方から判断するのが重要です。
旧型ノア・ヴォクシーのリセールは依然として高水準
現行ノア・ヴォクシーは、中古車市場でも比較的高い人気を維持しています。
動画内で紹介されている事例では、ヴォクシーの支払総額約441万円に対して買取相場が約373万円となっており、残価率は約85%。
ノアについても約3年経過した車両で残価率約84%という例が紹介されています。
もちろん買取価格はグレード、走行距離、ボディカラー、装備、車両状態、売却時期などによって大きく変わるため、この数字が保証されるわけではありません。
それでも、ノア・ヴォクシーが中古車市場で人気の高いミニバンであることは、購入時の大きなメリットのひとつです。

新型発売後は旧型の中古車も狙い目
新型だけでなく、一部改良前のモデルを中古で購入する方法もあります。
新型が発売されれば、乗り換えによって旧型が中古車市場へ流通する可能性があります。
新型ではメーターやドラレコなどが進化しますが、旧型でも基本的な使い勝手や室内空間が大きく劣るわけではありません。
「最新装備にはそれほどこだわらない」「少しでも購入価格を抑えたい」という人なら、新型発売後に旧型の中古車相場をチェックしてみるのも面白いでしょう。
新車と中古車の価格差が大きくなれば、あえて旧型を選ぶメリットも出てきます。
台湾生産の車両が導入される可能性も?
今回の新型ノア・ヴォクシーについて、気になる情報もあります。
元となった情報では、一定台数の国内生産後、2026年9~10月頃の納車分から台湾で生産された車両が日本へ輸入される可能性があると紹介されています。
国内生産車と台湾生産車では車体番号などに違いが出る可能性があり、それが将来的な中古車査定に影響するのではないか、という見方もあるようです。
ただし、生産国だけを理由にリセールが下がると現時点で断定することはできません。
仮に海外生産車が導入されたとしても、実際の中古車市場でどの程度価格差が生まれるかは、その時点での流通量や需要を確認する必要があります。
国内生産にこだわる場合は、契約時に販売店へ生産時期や生産拠点について確認しておくと安心でしょう。

新型ノアとヴォクシーは結局どちらがおすすめ?
基本性能が近いノアとヴォクシーだけに、最後はデザインの好みで選んでも問題ないでしょう。
ヴォクシーはブラックを強調した個性的なデザインが特徴で、存在感のあるミニバンを求める人に向いています。
一方のノアは比較的落ち着いたデザインで、幅広いユーザーが選びやすいモデルです。
リセールについても両車とも高水準で推移しているため、わずかな相場差だけで好みではない方を選ぶ必要はないでしょう。
価格、装備、デザインを比較しながら、自分が数年間乗り続けたいと思える方を選ぶことが大切です。

2026年新型ノア・ヴォクシーは装備充実で魅力アップ
2026年5月に一部改良されるノア・ヴォクシーは、価格こそ上昇するものの、それに合わせて装備もかなり充実します。
特にS-Zの12.3インチフル液晶メーターや前後ドライブレコーダー、両側パワースライドドアなどは、日常的にメリットを感じやすい改良です。
さらにガソリン車が廃止され、ハイブリッドへ一本化されるのも大きな転換点となります。
新型の装備を考えれば値上げ後でも十分魅力がありますが、価格を抑えたいなら新型登場後の旧型中古車を狙うのもひとつの方法です。
新車だけに絞らず、新型と旧型の価格差や中古車相場まで比較して、自分にとってもっともお得な一台を探してみてはいかがでしょうか。


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