日本では2023年に販売終了となったトヨタ・カムリ。しかし2025年末以降、「逆輸入」という形で再び日本市場に戻ってくる可能性が報じられ、注目を集めています。
本記事では、カムリ逆輸入検討の背景や日本仕様との違い、さらに購入時に知っておくべき注意点まで、現時点で分かっている情報を整理します。あくまで事実ベースで、噂と公式情報を切り分けながら解説していきます。
※この記事は 2026年1月時点で入手可能な最新情報・北米市場動向・トヨタのグローバル戦略 をもとに再検証・更新しています。
国内販売が終了したトヨタ・カムリですが、北米では次期型の生産がすでに進行しており、日本市場への「逆輸入」という形での再導入が現実味を帯びています。本記事では、現時点で判明している事実情報と業界動向をもとに、カムリ逆輸入の可能性を冷静に整理します。
カムリはなぜ日本で販売終了したのか
トヨタ・カムリは長年、トヨタのグローバル戦略車として世界各国で販売されてきました。
一方、日本市場ではセダン需要の縮小が続いており、SUVやミニバンへ購買層が移行していったことが大きな要因です。
加えて、日本国内ではクラウンやカローラといった車種との住み分けも難しくなり、販売台数は年々減少。その結果、2023年に日本仕様の生産・販売が終了しました。
「逆輸入」とは何か?今回のカムリは何が違う?
逆輸入車とは、本来は海外市場向けに生産された車両を日本に持ち込み、販売・登録する形態を指します。
これまでの逆輸入は、並行輸入業者が個別に扱うケースが中心でした。
今回注目されているのは、トヨタが公式に米国生産車を日本へ導入する検討を進めているという点です。
つまり、単なる並行輸入ではなく、正規販売に近い形での再導入が想定されている点が従来とは異なります。
2026年導入検討と報じられた背景
報道によると、トヨタは2026年を目標に、米国工場で生産している車種の一部を日本へ導入する検討を進めています。
対象として名前が挙がっているのが、カムリに加え、SUVのハイランダー、ピックアップトラックのタンドラです。
背景には以下のような要素があると見られています。
・日米間の貿易関係強化
・北米で生産能力に余裕のある工場の活用
・日本市場における商品ラインアップの補完
重要なのは、国内専用モデルを復活させるという話ではない点です。あくまで「海外仕様を日本に持ち込む」選択肢として検討されている段階とされています。
海外仕様カムリと日本仕様の違い
逆輸入される場合、車両は基本的に北米仕様となります。そのため、かつて日本で販売されていたカムリとは、いくつか明確な違いがあります。
まずサイズ感です。北米仕様は全幅が広く、取り回しは日本仕様よりやや大きめになります。
次に装備面。インフォテインメントや安全装備は先進的ですが、細かな操作系や表示が日本向けに最適化されていない可能性があります。
また、左ハンドル仕様が基本となる点も、日本ユーザーにとっては好みが分かれるポイントです。
日本導入を見据えたカムリ選びの判断ポイント
カムリのようなミドルサイズセダンを検討している方は、購入タイミングやリセールの観点から、同じトヨタの人気モデルと比較して考えるケースも多いです。実際に購入検討の軸になりやすい「カローラクロス」の前期・後期の違いを整理した記事も、判断材料として参考になります。
海外仕様のカムリが日本導入されるとなると、「燃費・装備・価格」の違いをどう判断するかが重要になります。実際、米国モデルは日本仕様よりパワフルで装備が豊富な反面、燃費面では日本仕様のハイブリッドやWLTC値との単純比較が難しい部分もあります。そこで注目したいのが「使用シーン」です。街乗りや通勤中心なら燃費と維持費を重視し、日本仕様に近い仕様を待つのも一案。反対に、高速走行やロングドライブが多い方は、米国モデルの走行安定性や装備の充実感が相性良いケースも多いです。また、税制や保険料の違いも総合判断の材料になりますので、輸入派・現行継続派それぞれで比較することをおすすめします。
逆輸入カムリを購入する際の注意点
仮に正規導入された場合でも、いくつか注意しておきたい点があります。
まず価格です。為替の影響や輸送コストにより、かつての日本仕様より割高になる可能性があります。
次にメンテナンス。正規導入であれば一定のサポートは期待できますが、部品供給や仕様差による対応範囲は事前確認が必要です。
さらに、自動車税や重量税などの維持費も、日本向けに最適化された車両とは条件が異なる場合があります。
カムリ逆輸入は「誰に向いている選択肢」か
逆輸入カムリは、万人向けの車ではありません。
一方で、以下のような方にとっては魅力的な選択肢になり得ます。
・セダンの乗り味を重視したい
・人と被りにくい車を選びたい
・海外仕様デザインや装備に魅力を感じる
逆に、日本の道路事情や取り回しを最優先する方には、SUVや国内専用モデルの方が適しているケースもあります。
【まとめ】カムリ逆輸入は「復活」ではなく「新しい選択肢」
今回報じられているカムリの逆輸入検討は、日本仕様の復活ではありません。
あくまで米国生産モデルを日本市場にどう活用するかという、トヨタのグローバル戦略の一環と見るのが自然です。
実際に導入されるか、どのような仕様・価格になるかは、今後の正式発表を待つ必要があります。
ただ、セダンが少なくなった日本市場において、カムリという選択肢が再び浮上したこと自体は、大きな変化と言えるでしょう。
今後も動向を冷静に見極めつつ、購入を検討する際は「逆輸入車ならではの特性」を理解した上で判断することが重要です。
2026年に向けた北米カムリの最新動向
北米市場ではカムリは依然としてトヨタの中核モデルとして位置付けられており、現行世代の販売も堅調に推移しています。特にハイブリッド比率の上昇が顕著で、北米向け次期カムリも電動化を前提とした商品構成になることが確実視されています。
トヨタは北米生産モデルをグローバル基準車として再構築しており、日本市場への導入可否も「商品性」と「採算性」を軸に検討されている段階と考えられます。日本市場においてはセダン需要の縮小が続く一方で、ハイブリッド高級セダンのニーズは依然として存在しており、カムリ逆輸入はトヨタの電動化戦略とも整合します。
現在、トヨタから日本市場向けカムリ復活に関する公式発表は行われていません。しかし、北米での継続生産・販売動向、トヨタの電動化ロードマップ、日本市場におけるセダンの再評価といった複数の要素を総合すると、2026年前後に限定的な形で逆輸入される可能性は十分に考えられます。今後のトヨタの公式発表や北米仕様の仕様変更情報には引き続き注目が必要です。



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