2025年9月 新型ヴォクシーのマイナーチェンジ登場
トヨタの人気ミニバン「ヴォクシー」が、2025年9月にマイナーチェンジを受けて登場しました。今回の改良はフルモデルチェンジのような大きな変化ではありませんが、日常での安心感や快適性を底上げする実質的な進化が数多く盛り込まれています。価格は324万円台から421万円台となり、従来より10万〜25万円ほど高くなりましたが、その分装備が標準化され、装備内容を考えれば納得できるアップデートです。
安全装備の大幅な標準化
今回のマイナーチェンジで最も注目されるのは、安全装備の標準化です。ブラインドスポットモニター、安心降車アシスト、後方接近車両に対応したパーキングサポートブレーキなど、これまでオプション扱いだった機能が全車に搭載されました。駐車場での接触や子どもの飛び出し事故を防ぐ力が強化され、ファミリー層にとって安心材料が大きく増えたといえるでしょう。
さらに、駐車時の安全を支援するパーキングサポートブレーキは検知精度が向上しており、小さな子どもや自転車にも反応できるようになっています。安全性がワンランク高まったことで、普段の街乗りから長距離ドライブまで安心して使えるミニバンへと進化しました。
快適装備と利便性の進化
安全だけでなく、日常の快適性も改良されています。上位グレードのS-Zには10.5インチのディスプレイオーディオPlusが標準装備され、クラウド連携ナビやスマホ接続機能が使いやすくなりました。Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応し、スマートフォンとの親和性が高まり、日常のドライブがより便利になります。
中間グレードのS-Gでもバックガイドモニターが標準化されました。これにより駐車のしやすさが向上し、購入後すぐに便利さを体感できる仕様になっています。こうした装備の充実は、購入者がオプションを細かく検討する負担を減らし、わかりやすい選択肢を提供しています。
外観デザインとカラーラインナップの変更
エクステリアではフロントグリルのデザインが刷新され、LEDヘッドライトの内部意匠も変更されました。顔つきが引き締まり、より精悍で現代的な印象になっています。大きなシルエットは変わらないものの、細部のデザイン変更によって新鮮さが加わりました。
ボディカラーについても整理が行われています。従来のホワイトパールクリスタルシャインやマッシブグレー、スパークリングブラックパールクリスタルシャインなどが廃止され、新たにプラチナホワイトパールマイカが採用されました。これによりカラーラインナップは4色となり、選びやすさとリセールバリューの高さを意識した展開に変わっています。
パワートレインと燃費性能
エンジンやハイブリッドシステムについては大幅な変更はなく、現行の2.0リッターガソリンと1.8リッターハイブリッドを継続。駆動方式もFFとE-Four(電気式4WD)の構成をそのまま引き継ぎます。ただし制御面のチューニングや静粛性の改善といった細かな最適化は行われており、燃費性能はハイブリッドFFで23km/L前後、4WDで22km/Lが目標値とされています。ガソリン車は14〜15km/L程度と予想され、実用性と経済性を兼ね備えた性能を維持しています。
価格とグレード構成の整理
改良後の価格帯は324万円台から421万円台まで。従来に比べて値上がりしていますが、標準装備の充実を考えればむしろコストパフォーマンスは向上しています。グレード構成は大きく変わらず、S-GやS-Zといった主要グレードがそのまま維持されています。ただしオプション体系が見直され、一部の装備が単独オプションとして選べるようになったことで、購入者の自由度は高まりました。
まとめ
今回のヴォクシーのマイナーチェンジは、外観やパワートレインの劇的な変化こそないものの、安全性と快適性を大きく高める実質的な改良です。特に安全装備の標準化は家族での利用シーンにおいて大きな安心感を与え、カラーや装備の整理は選びやすさや満足度につながっています。価格は上がったものの、装備内容を踏まえれば妥当性があり、これまで以上におすすめできる一台になったといえるでしょう。


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