プリウスのシフトレバーがわかりづらい!詳しい操作方法や”B”の使い方など徹底解説!

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巷ではプリウスのシフトレバーについて”わかりづらい”や、”慣れない”などの声が多いようです。どうしてこのような評価がされるのか、詳しい操作方法や、”Bってなに?”、”いつ使うの?”と言った疑問に対して、この業界に長く携わる私が詳しく解説いたします。

プリウスのシフトレバーはなぜ「わかりづらい」と言われるのか

通常のシフトレバーはP→R→N→Dというようにパーキング、リヤ(バック)、ニュートラル、ドライブと順に並んでおり、その位置にシフトレバーを動かすことで車を操作します。そして、そのレバーの位置は自分で変えなければ勝手に変わることはありません。

しかし、プリウスのシフトレバーはエレクトロシフトマチックと言って、RやDにシフトを入れても、常に定位置に戻ります。これがユーザーがわかりにくいと感じる最大のポイントです。

自分はDに入れたつもりでも、「あれ?戻っちゃったぞ?」と感じてしまうのですね。確かに今まで通常のシフトレバーで慣れていた方にとっては、ビックリしちゃいますよね。

プリウスのシフトレバーの基本操作をわかりやすく解説

ではここからはそんなプリウスのシフトレバーの使い方を詳しく解説していきましょう。

D(ドライブ)への操作

まず”●”がついている定位置から右に動かし、そのまま下に下げます。そのまま手を放すとまた●の定位置に勝手にレバーは戻ります。定位置に戻ってはいますが、それで大丈夫です。そのままアクセルを踏んでもらうと前進します。

R(バック)への操作

次はバックをしたい時です。先ほどと同じように●の定位置から右へ動かし、上へ上げます。そのまま手を放すと、また●の定位置にシフトが戻ります。そうするとそのままバックができ、バックカメラがついていれば、後方の映像がナビ画面に映し出されます。

P(パーキング)への操作

車を停めたい時はパーキングに入れる必要があります。今まではシフトレバーを操作しましたが、パーキングに入れる際はボタンを押す必要があります。ここもプリウスのシフトレバーがわかりづらい!と感じるポイントです。

”B”ってなに?いつ使うの?

良く聞かれるのが、「Bってなに?いつ使うの?」と言った声です。BはブレーキのBで、エンジンブレーキをかけたい時に使用します。

「普通にブレーキを踏めば良いじゃん?」と思われるかもしれませんが、車のブレーキと言うものは、強く、長い時間踏み続けると、効きづらくなってしまう仕組みになっています。

具体的には、高速や山などでの下り坂です。この時にブレーキを多用していると、効きづらくなってしまうので、このような時はエンジンブレーキをかける必要があり、ここでこのBを使用するのです。

操作方法は●の定位置かた下に下げるだけです。

Bの使用上の注意点

シフトレバーをBにした際の注意点がひとつあります。それは戻し忘れです。下り坂が終わり、通常走行に戻る際、Bのままだとスピードが出ません。エンジンは唸っているのに、速度が伴わないという事態に陥りますので、Bを使ってエンジンブレーキを使用したあとは、必ずDに入れ直しましょう。その際の使用方法は先ほどのご説明と同様、右に動かしてから下に下げるとDに入れることができます。尚、その際にブレーキを踏む必要はありませんのでご安心ください。

【番外編】Nの使い方について

普段あまり使う事が少ないN(ニュートラル)の使用方法について、番外編としてご紹介します。小ネタや、豆知識程度にお読みください。

Nはエンジンが回っていても、タイヤが空転する状態のことです。なので、坂道ではブレーキを踏んでいないと、勝手に下って行ってしまうので注意してください。

ではそんなNっていつ使うの?と思われたかもしれませんが、これ緊急時に効果を発揮します。例えば、駆動系部品が故障してエンジンはかかるけど進まない!レッカーをする費用があり、ロードサービスのトラックに積載する必要がある!こんな時はDやRに入っていると事故が起きてしまいますので、Nにシフトを入れて搬送などをする事になります。

ですので、結論としては「普段使用することはないが、緊急時に使用する」ということになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。プリウスのシフトレバーは確かに慣れない方にとっては最初は使いづらいかもしれません。ただ、故障リスクが少なく、省スペース化ができ、日々進化が進む車が導き出した素晴らしい機能です。

この記事をお読みいただき、皆様の疑問が解決できますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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