コンパクトSUV市場で注目を集めているのが、スバル「レックス」とダイハツ「ロッキー」です。
見た目やサイズが非常によく似ており、「実際に何が違うのか分からない」という声も多く聞かれます。両車は兄弟車の関係にありますが、価格設定、装備構成、乗り味、購入後の満足度にははっきりとした違いがあります。本記事ではレックスとロッキーをあらゆる角度から比較し、どちらが自分に向いているのかを明確にします。
基本構造と設計思想の違い
レックスとロッキーは同じプラットフォーム、同じ生産工場、同じ1.2Lエンジンを使用しています。カタログスペック上はほぼ同一のクルマです。しかし開発思想には違いがあります。ロッキーはダイハツの主力コンパクトSUVとして、若年層やアクティブユーザー向けにスポーティさと装備充実を重視。一方レックスはスバルのエントリーモデルとして、落ち着きと実用性、長く乗れる安心感を重視した味付けがされています。この思想の違いが足回りのセッティングや装備構成に反映され、日常での乗り心地や満足感に差が出ます。
外装デザインと内装の印象
ロッキーはシャープで若々しいデザインを採用し、SUVらしい力強さを前面に出しています。対してレックスはやや控えめで上質感を意識したデザインとなっており、年齢層が高めのユーザーにも違和感なく受け入れられます。
内装ではロッキーがスポーティな配色と加飾を強調しているのに対し、レックスはシンプルで落ち着いた雰囲気です。視認性や操作性もレックスの方が穏やかで、長時間運転時の疲労が少ないという評価も多く見られます。
価格とグレード構成の違い
価格帯は両車とも200万円前後が中心ですが、ロッキーはグレード数が多く、細かく選べる反面、オプション選択によって価格が上がりやすい傾向があります。レックスはグレードを絞り込み、必要十分な装備を標準化することで、購入後に追加費用が発生しにくい設計となっています。値引きは販売店の販売力によって差がありますが、ロッキーの方が台数が多いため交渉余地は広めです。
走行性能と乗り心地の違い
エンジン性能は同一ですが、サスペンションの味付けに違いがあります。ロッキーはやや硬めでハンドリングが軽快、レックスは柔らかめで路面の突き上げを上手く吸収します。
街乗りではレックスの方が快適で、高速道路ではロッキーの方が操縦安定性が高いという印象です。どちらも日常使用では十分な性能を持ちますが、快適性重視ならレックス、運転を楽しみたいならロッキーという傾向が見えます。
燃費と維持費のリアル
実燃費は両車とも街乗り16〜18km/L、高速18〜20km/L前後と大きな差はありません。
維持費もほぼ同等ですが、レックスはスバルのアフターサービスパッケージが手厚く、点検や保証に安心感を持つユーザーが多いです。一方ロッキーは販売台数が多く部品流通が安定しており、修理費用を抑えやすいというメリットがあります。
故障傾向と修理費用の目安
重大な持病は少ないですが、電子制御系のセンサー警告灯、CVT制御の不具合報告が一部あります。
修理費目安
センサー交換:3万〜8万円
CVT関連整備:10万〜25万円
どちらも国産コンパクトSUVとしては平均的な水準です。
リセールバリューの違い
中古市場ではロッキーの流通量が圧倒的に多く、相場は安定しています。短期売却ならロッキーの方が値落ちリスクは低め。
一方レックスは台数が少ないため、状態の良い個体は価格が下がりにくい傾向があり、長期保有向きといえます。
どんな人にどちらが向いているか
レックスが向いている人
・落ち着いたデザインが好き
・快適性と安心感を重視
・長く乗る予定
ロッキーが向いている人
・デザインと走りを重視
・選択肢の多さを楽しみたい
・短期で乗り換える可能性がある
日常用途で選ぶならどっちが向いてる?
スバル レックスとダイハツ ロッキーは、見た目や価格が違うだけでなく、使い方で評価が分かれるポイントがあります。例えば、街乗り・近距離移動が中心なら、車体重量が軽く取り回しの良いレックスの方が運転しやすいと感じる人が多いです。一方で、高速道路や郊外ドライブが日常的であれば、エンジン性能や安全装備が充実しているロッキーの方が安心感があります。また、維持費の面でも、保険料や部品供給のしやすさはロッキーの方が有利なケースが多いので、長期保有を考えると検討材料になります。単純な「価格差」だけでなく、日常シーンに合わせた選び方を意識すると、後悔しないクルマ選びに近づけます。
まとめ
レックスとロッキーは同じクルマでありながら、性格と所有満足度は大きく異なります。
快適で堅実な相棒が欲しいならレックス、アクティブで選択肢を楽しみたいならロッキー。
自分の使い方に合わせて選ぶことが、後悔しない購入への近道です。


コメント