新型90ヴォクシー グレードの違いとおすすめのオプションとリセールバリューまで

引用:トヨタ ヴォクシー | トヨタ自動車WEBサイト

ヴォクシーの概要

2022年1月発売の4代目ヴォクシーは、ガソリンやハイブリッド、駆動方式や乗車人数により11種類のグレードに分類されます。

ノアは29種類のグレードがあるので、ヴォクシーは比較的ご自身の好みのグレードを見つけやすい車種かと思います。
※ノアについての詳しい記事は>>>コチラ

こちらの記事をお読みいただき、それぞれのグレードの特徴やオススメのオプションなどについて参考にしてください。

S-ZとS-Gの違い

まず何より最初に、ヴォクシーは充実装備のS-Zと、標準的な装備のS-Gの2つがあります。

S-Zは7人乗りのみの設定。S-Gには2列目がベンチシートになった8人乗り仕様があります。ここについては生活スタイルに合わせるしかないでしょう。

比較すべきポイントは、装備の違いと価格の2点です。

まず最初に、それぞれの基本装備について見ていきましょう。

シートはS-Zがハーフレザー仕様となっています。続いて装備についてです。

装備:S-Z編

装備:S-G編

この辺については少しづつ違いがでてきますね。大きな違いとしては前席にシートヒーターが付く点です。また、デザイン性についても差別が図られ、薄暮灯(はくぼとう)という聞き慣れない見た目重視の装備が装着されます。

薄暮灯

ここまでがS-ZとS-Gの基本的な違いです。そして気になる価格差は30万円です。結構大きな価格差かもしれませんが、ここで決めてしまうのは少し早いです。次のパートでは選択できるオプションの範囲について深堀し、アナタに本当に合ったヴォクシーのグレードを探していきましょう。

グレード別装着可能なオプション

ヴォクシー限らず車はグレードによって装着できるオプションとは違いがでるものです。下記にはS-Zだから装着できるオプションについて解説します。

プロジェクター式LEDヘッドランプ 62,700円

通称3眼ヘッドランプと呼ばれるこのオプションは王道中の王道、人気のオプションとなっています。メーカーオプションなので、後でつけようと思ってもつける事はできません。

選択する方は十中八九見た目のカッコ良さと何よりリセールを意識しての装着になります。

その他にもアダプティブハイビーム機能が付く事によって、前方の車両や人を検知し、眩しくないように考慮したハイビームの活用をしてくれます。非常に先進的な機能で、あまり間近で見る事はありませんが、ヘッドライトが”ギョロギョロ”と目のように動くのは少しビックリするかもしれませんね。

両側パワースライドドア 62,700円

S-Zには標準装備となっているパワースライドドアもS-Gは助手席側のみとなっており、両側としたい場合には追加オプションとなっております。

ディスプレイオーディオPlus 190,300円

このオプションの説明は非常に時間がかかるのですが、要するに・・・

  • ナビ画面が8インチから10.5インチに大きくなる(対角線上に約63.5mm拡大)
  • CDとDVDプレイヤーがついてくる
  • ラジオが聞ける
  • TVが見られる
  • ETC2.0がついてくる

ざっくりこんな感じです。他にもS-Zはスピーカーが12個になったり、S-Gは他のグレードとの組み合わせによって料金が変わったりなどありますが、結論としては選ばれることをお勧めいたします。画面が大きいという事はナビ画面でより先の進路まで表示してくれることになるなど実用面でも十分価値があることと、そのままではTVやCDの機能がなく、ETCなども別に購入すると10万円以上の費用はどちらにしても発生します。それであればこちらのセットとして購入した方が安上がりとも感がられると思います。

ドライビングサポートパッケージ 99,000円

これは、デジタルインナーミラーとヘッドアップディスプレイのセット商品です。

デジタルインナーミラーは後方を鏡ではなく、カメラによる映像としてルームミラーに映すことで、良質な視界確保を目的としたものです。

ヘッドアップディスプレイはフロントガラスに走行速度を表示してくれる機能になります。

上記2点のセットオプションとなります。最近はデジタルインナーミラー採用の車種も増えてきており、人気のオプションとなりつつありますが、好みという要素がやや大きいかと感じます。また、ヘッドアップディスプレイが不要であれば、市販品でデジタルインナー兼ドライブレコーダーという商品も5万円前後からあるので、そちらを検討されても良いでしょう。

快適利便パッケージ(High)

  • ハンズフリーデュアルパワースライドドア
  • パワーバックドア
  • ステアリングヒーター
  • 2列目シートへのシートヒーターとオットマン(オットマンは2WDのみ)
  • ナノイー

グレードや他のオプション選択によって若干仕様に違いがありますが、上記5つが追加されます。中でもパワーバックドア機能が人気となっており、後方に車があって、少しだけ開けて荷物を積み下ろししたいときなどは重宝することと、リセールにも影響がでてくるところになります。価格は126,500~151,800円となっております。

ちなみに、このオプションを付けなくても手動にはなりますが、バックドアを途中で停止させることはできます。

アドバンストパーク(パノラミックビューモニター) 93,500~143,000円

オプション名のアドバンストパークとは簡単に言うと、駐車を自動でやってれるという、なんとも先進的な機能ではあるのですが、ここは今のところ非常に好みの分かれる部分でありまして、私がおすすめしたいのは、このアドバンストパークを選択することによって備わるパノラミックビューモニターです。

パノラミックビューモニターとは車を真上から見下ろしたような映像をもとに駐車を支援してくれる機能で、バックカメラの進化版だと捉えていただくと良いかと思います。

おすすめのディーラーオプション

13.2型有機EL後席ディスプレイ 140,800円

2列目以降の方が視聴する目的のモニターになります。市販品でも設定があるようですが、市販品の方が価格は高めの傾向にあるため、純正オプションを選択し、値引きの材料にする方が良いでしょう。

また、前の席でラジオを聞いて、後ろの席でDVDを流すなどの操作が本来できるのですが、市販品に対してはメーカー側は動作保証をしない事からも、あまり市販品を選択するメリットは無いように感じます。

リモートスタート スマートエントリー&スタートシステム 57,200円

いわゆるエンジンスターターといわれる、夏は乗車前にエンジンをかけて涼しくしておき、冬は逆に暖かくしておくためのオプションです。市販品でも出回っているようですが、断然純正の方が安く済むもので、検討されている方は純正品一択かと思います。

おすすめのディーラーオプションについては以上2点のみとなります。中古で購入し、これらがついていない場合でも、ディーラーオプションの場合はディーラーで購入することができます。また、上記2点以外にもフロアマットやサイドバイザーが人気のオプションかと思われますが、フロアマットは市販品でデザイン性に富んだ製品や、非常に安い製品が出回っているので、それらを選んでも良いでしょう。またサイドバイザーはなんとなく付ける方、もしくは”サービスしてくれるもの”という認識の方が多くいらっしゃいますが、きっちり費用は発生しており、最近は装着されないオーナー様も多数いらっしゃいます。

話は少し逸れるのですが、マットとバイザーは、第一段階の見積もり時にはオプションに入れておき、最終の値引き交渉の際に外してしまうという交渉テクニックがあります。これは、マットとバイザーは仕入れ単価が非常に安く、営業マンが値引きをし易いことが理由としてあります。営業マンからすると、マットとバイザーの利益を加味して条件提示しているので、それをいざ外されたとなると、ギリギリの価格から限界価格に近づいてくる訳です。ただ、場合によっては「マットとバイザーを外されるのであれば、値引きは少し下がってしまいます」と言わる可能性が無い訳ではありませんので、ご承知ください。

上記をもとにしたおすすめプラン

グレード:S-Z(ハイブリッドモデル)2WD

ボディカラー:ブラック

装着オプション

  • プロジェクター式LEDヘッドランプ
  • ディスプレイオーディオPlus
  • ドライビングサポートパッケージ
  • 13.2型有機EL後席ディスプレイ
  • 快適利便パッケージ(High)

ここから、皆様お好みのオプションもあるでしょうし、市販品でフロアマットやドライブレコーダーなどを購入されるかと思います。よって、ある程度の値引きを期待し、予算としては430万円程度が上記条件としては必要となってくることになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。昨今の新車モデルは車体価格が高くなっている事もありますが、選択するオプションも数多く、あれもこれもと選んでくとオプションで100万円というのもザラになっております。

だからこそ、装備内容やリセールまで考慮したグレード選び、オプション選びが重要になってきます。

今回の記事をご覧になって、今ヴォクシーを検討されているアナタのお手伝いができたら何よりです。

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