ランボルギーニにはこれまで、12気筒エンジンを搭載するアヴェンタドールというフラッグシップモデルが存在していました。そのアヴェンタドールの後継機として発売されているのが、今回ご紹介するレヴェルトです。
レヴェルトの基本性能
ヴェルトはこれまでの12気筒エンジンとは一線を画す”プラグインハイブリッド搭載の12気筒エンジンモデル”です。3基のモーターを搭載するシステム最高出力は1015㎰、馬力は1000馬力を超える驚異のスペックを実現させました。
また、時代の流れを受けているのはそれだけではありません、ランボルギーニとして初めて先進運転支援システムを搭載しているのも非常に注目ポイントです。
かといって、古くからの思想をしっかりと受け継いでいるのが、伝統のスイングアップドアです。開けると同じの戦闘機のような前傾姿勢で見る者を圧倒するでしょう。

嬉しい装備として、こういった所謂スーパーカーへの装着率が高いロベルタカップのようなフロントリフターが標準で装備されています。これは故障の多い車種としては純正装備という点で、お金が浮く以上にディーラーで診てもらえるという非常に大きな利点があります。
主要諸元情報
全長×全幅×全高 | 4947mm×2033mm×1160mm |
ホイールベース | 2779mm |
車両重量 | 1772㎏(乾燥重量) ※1980㎏(日本仕様) |
エンジン形式 | V型12気筒DOHC48バルブ+モーター3基 |
総排気量 | 6498.5cc |
エンジン単体最高出力 | 825hp(836.4㎰)/9250rpm |
システム最高出力 | 1015hp(1029㎰)/9250rpm |
最大トルク | 725Nm(73.9kgm)/6750rpm |
ミッション | 8速DCT |
駆動方式 | 4WD |
サスペンション | 前後ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ | F10ポッド/R4ポッド |
タイヤ | F265/35ZR20 R345/30ZR21 |
0-100m加速 | 2.5秒 |
公表最高速度 | 350km/h以上 |
新型モデルの特徴
今回のモデルは、先ほども申し上げた通りプラグインハイブリッドになります。なので何を言いたいかと言うと、”燃費が良い”そんな事ではなく、こういった車特有の騒音問題が。エンジンをかけるとプリウスのような静寂が訪れる。一定速度に達しなければ、早朝の住宅街などでは非常に重宝することになるという事です。

そしてこのモデル最大の特徴はその加速性能にあります。1000馬力という規格外のパワーを路面に伝えた瞬間、通常では経験できない加速を味わう事になる反面、不思議と安心感がある。トランスミッションは改良版8速DCTとなり、スムーズな変速を実現させました。
ブレーキ性能や安全性能
ブレーキはフロントが10ピストン、リヤが4ピストンの巨大なキャリパーが、不安無く制動してくれる。また、その働きはブリジストンの専用ランフラットタイヤの性能も一役かっています。
また、今回から実装された運転支援システムについてですが、これまでスーパーカーという車の性質上、後方視界の悪さがネックになっていたと思います。そこについては車線変更警告システムが大変重宝するかと思います。一般道だけではなく、高速道路などにおいても危険を察知した運転ができることになります。
まとめ
ランボルギーニの最新フラッグシップモデルについて解説してみました。エンジン、車体、ブレーキや先進装備などどれをとっても旧モデルのアヴェンタドールを彷彿とさせる・・・いや、それ以上の人気モデルになることが予想される1台と思わされます。
こういったモデルの購入については、中々お金があれば買える、という訳ではありませんが、まずは正規ディーラーへのお問い合わせを検討されてはいかがでしょうか。
コメント